原意
げんい
名詞
標準
original meaning
文例 · 用例
後にも例解する如く、蕪村は支那の故事や漢語を取って、原意と全く無関係に、自己流の詩的技巧で駆使している。
— 萩原朔太郎 『郷愁の詩人 与謝蕪村』 青空文庫
これは活動写真の挿曲から行はれたので、原意は必ずしも此度の惨事を予言したのでも何でも無いが、大震大火が起つて、本所や小梅、到るところ河原の枯芒となつた人の多いに及んで、唱ふ者はパッタリと無くなつたが、回顧すると厭な感じがする。
— 幸田露伴 『震は亨る』 青空文庫
サーターンの原意は、はっきりしないが、たぶん「密告者」「反抗者」らしいという事だ。
— 太宰治 『誰』 青空文庫
だがこれを当初に使ったのは自然主義で、美学上の原意に用いられていた。
— 萩原朔太郎 『詩の原理』 青空文庫
文壇に於ては、今日この言語が転化してしまったけれども、一般の社会に於て、尚しばしば原意のままで使用されてる。
— 萩原朔太郎 『詩の原理』 青空文庫
書中引用せる欧文は必要と認むるものにして原意を害なわずして翻訳し得るものは著者の意訳を附せり、しかれども訳し得ざるものまたは訳するの必要なきものはそのままに存し置けり、ゆえに欧文を解し得ざる人といえどもこの書を読むにおいて少しも不利益を感ぜざることと信ず。
— 内村鑑三 『基督信徒のなぐさめ』 青空文庫
最近に、享保十八年板『商人軍配団』四を見ると、向う猪に矢が立たぬとて、直ちに歎かば、鬼のような物も、心の角を折るものなりとありて、原意は、ともかく、当時専ら謬り入って来る者を、強いて苦しめる事はならぬという喩えに用いたと見える。
— 猪に関する民俗と伝説 『十二支考』 青空文庫
但予の特に氣付いたのは、例へば大畜の卦の中で九三の爻には良馬の語あり、六四の爻には童牛之豕之牙の語があつて、此卦は元來獸畜の意味であつたに相違ないのであるが、それを大象には、君子以多識前言往行、以畜其徳、とあつて、畜を養ふと解してゐるが如き、是れ明かに象傳の解釋が經文の原意と一致しないのである。
— 内藤湖南 『易疑』 青空文庫
作例 · 標準
その言葉は時代とともに意味が変化し、原意とはかけ離れてしまった。
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彼の発言の原意を正確に理解することが重要だ。
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この古典作品を読み解くには、作者が意図した原意を考える必要がある。
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