啄ばむ
ついばむ
動詞-五段-マ行動詞-他動詞
標準
to pick at
文例 · 用例
七『ひと日樹の實を啄ばむと、谿のまほらへ降りたまま、山の嫗の蠱ものに、夫は迷ひてかへらぬ。
— 薄田淳介 『白羊宮』 青空文庫
それは、私の手に成つた作品の全部、思ひのまゝに描いた家や樹、繪のやうに美しい岩や廢址、カイプが好んで描く家畜の群、蕾の薔薇の上を飛びまはる蝶や、熟れた櫻桃を啄ばむ小鳥や、眞珠のやうな卵のはいつた、若い蔦の小枝にまきつかれた、鷦鷯の巣など――であつた。
— ブロンテイ 『ジエィン・エア』 青空文庫
白い牡鷄わたしは田舍の鷄ですまづしい農家の庭に羽ばたきし垣根をこえてわたしは乾からびた小蟲をついばむ。
— 萩原朔太郎 『青猫』 青空文庫
ああ この冬の日の陽ざしのかげにさびしく乾地の草をついばむわたしは白つぽい病氣の牡鷄あはれな かなしい 羽ばたきをする生物です。
— 萩原朔太郎 『青猫』 青空文庫
白い雄鷄わたしは田舍の鷄ですまづしい農家の庭に羽ばたきし垣根をこえてわたしは乾からびた小蟲をついばむ。
— 萩原朔太郎 『定本青猫』 青空文庫
ああ この冬の日の陽ざしのかげにさびしく乾地の草をついばむわたしは白つぽい病氣の雄鷄あはれな かなしい 羽ばたきをする生物です。
— 萩原朔太郎 『定本青猫』 青空文庫
まだそのほかに、饑饉があるの、地震が起るの、星は空より堕ち、月は光を放たず、地に満つ人の死骸のまわりに、それをついばむ鷲が集るの、人はそのとき哀哭、切歯することがあろうだの、実に、とんでも無い暴言を口から出まかせに言い放ったのです。
— 太宰治 『駈込み訴え』 青空文庫
ことりのひなきりさめかかるからまつのもえぎのめだちついばむか。
— 北原白秋 『海豹と雲』 青空文庫
作例 · 標準
公園のベンチでパンを食べていると、ハトたちが寄ってきて落ちたパン屑を器用に啄ばんでいく。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
庭に置いたバードフィーダーに、メジロがやってきてみかんの実を少しずつ啄ばんでいる。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
「ほら、スズメが餌を啄ばんでるよ」と子供が指差して喜んでいる。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview