桐塑
とうそ
名詞
標準
tōso
文例 · 用例
或る寒い年の暮に、彼はとうとうその生れた故郷に帰って来た。
— 萩原朔太郎 『郷愁の詩人 与謝蕪村』 青空文庫
それが、締切日の關係やら、私のせつかちやら、人みしりやらで、たうとうその禮を盡さぬままにて、發表しました。
— 太宰治 『文盲自嘲』 青空文庫
しかし結局はとうとうその場に堪え切れなくなって逃げ出しを計る。
— 寺田寅彦 『初冬の日記から』 青空文庫
T「女の方が、どうやら 俺に気があるらしい」 とうそぶいたものだから、ヘーンと阿呆らしくって、物云えぬ半次。
— 山中貞雄 『中村仲蔵』 青空文庫
そして、そのレコオドも買ひ歸られ、一度聽かして戴く約束をしながら、どういふ譯か自分はとうとうその折を持たなかつた。
— 南部修太郎 『日曜日から日曜日まで』 青空文庫
七之助さんもとうとうその気になったと見えて、このあいだの夕方、神明様の御祭礼の済んだ明くる日の夕方に、わざと盤台を空にして帰って来たんです。
— 猫騒動 『半七捕物帳』 青空文庫
なんだか気味が悪いので、家主もとうとうその家を取り毀してしまったそうですよ」
— 猫騒動 『半七捕物帳』 青空文庫
おふくろは頻りに隠していたんですけれど、わっしがいろいろ嚇しつけて、とうとうそれだけの泥を吐かせて来たんですが、どうでしょう、それが何かの手がかりになりますまいか」「むむ、それだけでも判ると、だいぶ見当がつく」と、半七はうなずいた。
— 帯取りの池 『半七捕物帳』 青空文庫
作例 · 標準
伝統的な日本の人形は、桐塑で作られることが多い。
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桐塑のひな人形は、繊細な美しさがある。
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職人が丁寧に桐塑をこねて、人形の形を作っていった。
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