巻藁
まきわら
名詞
標準
straw post for training sword strikes, karate punches and arrow hits
文例 · 用例
すすきの木菟は旬はずれで、この頃はその尖ったくちばしを見せなかったが、名物の風車は春風がそよそよと渡って、これも名物の巻藁にさしてある笹の枝に、麦藁の花魁があかい袂を軽くなびかせて、紙細工の蝶の翅がひらひらと白くもつれ合っているのも、のどかな春らしい影を作っていた。
— 帯取りの池 『半七捕物帳』 青空文庫
巻藁の筒から滑らかな赤松の枝が延びていた。
— 横光利一 『旅愁』 青空文庫
徒らな松の吊縄、藁のかげ法師、植木の巻藁などはよくよく考へてから、その位置を作らなければならぬ。
— 室生犀星 『冬の庭』 青空文庫
巻藁などは嫌だぞ」「幸いそこに生きたのが居るではないか」」「なるほど、手頃な肥り具合だ。
— お局お六 『銭形平次捕物控』 青空文庫
最初は巻藁、それから、身分の者は憚った刑場の二つ胴試し、ツイ悪友に誘われて、その頃によくあった辻斬を試みてから、次第に病的な嗜好が高じて、江戸の街の闇を横行して、生身を試すことに浮身を窶すようになったのです。
— 辻斬 『銭形平次捕物控』 青空文庫
また庭の幾所に巻藁が両断されて転がっていることによって、この家に住む人が試し物をするのだということが想像できるのであります。
— 伯耆の安綱の巻 『大菩薩峠』 青空文庫
ここに置かれた机竜之助が刀調べをしていることも、その調べた刀によって巻藁の類を試していることも、ひまつぶしとしてはそうありそうなことであります。
— 伯耆の安綱の巻 『大菩薩峠』 青空文庫
寝刃を合せていることも、巻藁を切るためであったかと思えば、別段に凄いことではありません。
— 伯耆の安綱の巻 『大菩薩峠』 青空文庫
作例 · 標準
剣道の稽古では、素振りだけでなく巻藁を使った打ち込みも、技の精度を高める上で非常に重要だ。
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弓道の道場には、的の代わりに巻藁が設置されており、近距離での集中力を養う。
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空手の型を覚えた後、彼は巻藁に向かって突きを繰り返し、威力を鍛えた。
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ウィキペディア曖昧さ回避
巻藁(まきわら) 日本の弓道、弓術で型稽古、及び確認、慣らしを行うために至近距離で矢を受ける藁を俵状に束ね巻き束ねたもの。巻藁 (弓道)で詳述。 居合術(抜刀術)、居合道で打刀で試し斬りする竹を芯に藁を巻いたものや古畳表を巻いて輪ゴムで止めた物。昔からある巻藁は竹を芯にし藁を巻いた物である。藁は肉の硬さに竹は骨の硬さに似ているために日本刀で斬る練習道具として作られた。試し斬りで詳述。 沖縄、日本伝統の空手道で正拳、手刀などを打ち付けて鍛錬するための藁で棒を巻いたもの。
出典: 巻藁 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0