豊葦原
とよあしはら異読 とよあしわら
名詞
標準
plains lush with reeds
文例 · 用例
豊葦原の瑞穂の国の瑞穂の波の中にいて、それでなかなか容易には米が食われないのである。
— 寺田寅彦 『札幌まで』 青空文庫
神|坐しき、千五百秋瑞穂の国、皇国ぞ豊葦原。
— 北原白秋 『新頌』 青空文庫
ですからいちばんはじめには、日本のことを、大八島国と呼び、またの名を豊葦原水穂国とも称えていました。
— 鈴木三重吉 『古事記物語』 青空文庫
きじのお使い一 そのうちに大空の天照大神は、お子さまの天忍穂耳命に向かって、「下界に見える、あの豊葦原水穂国は、おまえが治めるべき国である」とおっしゃって、すぐにくだって行くように、お言いつけになりました。
— 鈴木三重吉 『古事記物語』 青空文庫
祖先の御遺訓を守るは孝の第一、神を敬するは国の誉、そなたも豊葦原瑞穂国にお生れの立派な若殿様じゃ。
— 日光に現れた退屈男 『旗本退屈男 第八話』 青空文庫
世界第一の大軍艦|豊葦原号の帆檣が満潮の際においてなほこの肖像の台石に及ばざる事数尺なりといふ。
— 正岡子規 『四百年後の東京』 青空文庫
午後、道後へ、途中、とても暑かつたが、土用の照込はうれしい、見よ、いちめんの青田がゆたかにそよいでゐる、まことにこれやこの豊葦原の瑞穂の国のありがたき風景。
— 種田山頭火 『松山日記』 青空文庫
やつぱり御飯がたべたい、米がほしい、私は日本人だから、日本的日本人だから(しかし、この豊葦原の瑞穂の国に生れてきて、酒がのめるとはうれしいな!
— 種田山頭火 『其中日記』 青空文庫
作例 · 標準
豊葦原を吹き抜ける風が、秋の訪れを静かに告げている。
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古事記の記述によれば、日本はかつて豊葦原と呼ばれていた。
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夕日に照らされた豊葦原が、黄金色に輝いていて息を呑むほど美しかった。
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