思ってもいない
おもってもいない
表現形容詞
標準
unanticipated
文例 · 用例
殊に、ヘロインを売って、無茶な金を取ろうなどとは思ってもいないことを示す必要があると考えた。
— 黒島傳治 『武装せる市街』 青空文庫
別に私は、そんなに彼に飲ませたいと思ってもいないのに。
— 太宰治 『親友交歓』 青空文庫
」とふだん心に思ってもいない事まで口走る始末であった。
— 太宰治 『惜別』 青空文庫
その床几の上に、あぐらをかいて池の面を、ぼんやり眺め、一杯のおしるこ、或は甘酒をすするならば、私の舌端は、おもむろにほどけて、さて、おのれの思念開陳は、自由濶達、ふだん思ってもいない事まで、まことしやかに述べ来り、説き去り、とどまるところを知らぬ状態に立ち到ってしまうのである。
— 太宰治 『乞食学生』 青空文庫
わたしたちは、キツネの襟巻がほしいだの、五千円のおもちゃを買いたいなどと思ってもいない。
— 宮本百合子 『ほうき一本』 青空文庫
その菊女を党のため、同志を助けるためにとはいえ、そんな仕事にたずさわらせることを、快よく思ってもいないのであった。
— 国枝史郎 『猫の蚤とり武士』 青空文庫
また、弓子の死体が、後には解剖までされて、仔細に検証されたことを、私は不服に思ってもいない。
— 豊島与志雄 『紫の壜』 青空文庫
ところが、博士の思ってもいないことが、そのときに起った。
— 海野十三 『霊魂第十号の秘密』 青空文庫
作例 · 標準
例句