樹上
じゅじょう
名詞名詞-の形容詞
標準
up in a tree
文例 · 用例
雫の餘波、蔓にかゝりて、玉の簾の靡くが如く、頓てぞ大木を樹上つて、梢の閨を探り得しが、鶴が齊眉く美女と雲の中なる契を結びぬ。
— 泉鏡花 『妙齡』 青空文庫
蘆の根から這い上がって、其処らへ樹上りをする……性が魚だからね、あまり高くは不可ません。
— 泉鏡花 『海の使者』 青空文庫
かの深空にあるもしづかに解けてなごみ燐光は樹上にかすかなり。
— 萩原朔太郎 『純情小曲集』 青空文庫
鳥の心も樹上の巣に生涯を託してみなければ、わかりませぬ。
— 太宰治 『右大臣実朝』 青空文庫
わたしだって撃てると思うわ」 馬車が停まると、紀久子は微笑みながら立ち上がって樹上に狙いをつけた。
— 佐左木俊郎 『恐怖城』 青空文庫
そは喝采の雨露の我性命樹上に墜ちて、其果實を熟せしめたるにやあらん。
— IMPROVISATOREN 『即興詩人』 青空文庫
サウシの書(前出)に若いポルトガル人が群狼に襲われ樹上に登って害を免がれ後日の記念にその樹を伐り倒し株ばかり残して謝意を標した。
— 兎に関する民俗と伝説 『十二支考』 青空文庫
時に、巴旦杏の樹へ樹上りをして、足を踏張って透見をしていたのは、青い洋服の少年です。
— 泉鏡花 『星女郎』 青空文庫
作例 · 標準
樹上で生活するリスが、頬袋に木の実をたくさん詰め込んで枝から枝へと軽快に跳び回っている。
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森の奥深くで、樹上の高い位置に巣を作ったワシが鋭い視線で獲物の動きを監視していた。
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調査隊は樹上観測用のプラットフォームを設置し、熱帯雨林の梢に住む昆虫の生態を研究した。
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