幻辞.com

風に吹かれて

かぜにふかれて
名詞
1
標準
Blowin' in the wind
文例 · 用例
やるなら一緒にやってもいい」「あなたは一体、何しにここへ来たのだろう」「さあ、――風に吹かれて」「言って置くけれども、御託宣と、警句と、冗談と、それから、そのにやにや笑いだけはよしにしましょう」「それじゃ、君に聞くが、君はなんだって僕を呼んだのだ」「おめえはいつでも呼べば必ず来るのかね?
太宰治 ダス・ゲマイネ 青空文庫
小川の直ぐ向ふの笹籔が、サワサワと秋風に吹かれて音立てゝゐた。
――飜弄さる 蜻蛉 青空文庫
この句を読むと、田舎の閑寂な空気や、夏の真昼の静寂さや、ひっそりとした田舎家の室内や、その部屋の窓から見晴しになってるところの、広茫たる一面の麦畑や、またその麦畑が、上風に吹かれて浪のように動いている有様やが、詩の縹渺するイメージの影で浮き出して来る。
萩原朔太郎 郷愁の詩人 与謝蕪村 青空文庫
西吹けば東にたまる落葉かな 西から風が吹けば東に落葉がたまるのは当り前で、理窟で考えると馬鹿馬鹿しいような俳句であるが、その当り前のことに言外の意味が含まれ、如何にも力なく風に吹かれて、鉋屑などのように転ってる侘しい落葉を表象させる。
萩原朔太郎 郷愁の詩人 与謝蕪村 青空文庫
見よ 此處に無用の石路傍の笹の風に吹かれて無頼の眠りたる墓は立てり。
萩原朔太郎 氷島 青空文庫
浦島も氣をとり直して、兩腕をひろげ、魚の掛橋の外に一歩、足を踏み出すと、すつと下に氣持よく吸ひ込まれ、頬が微風に吹かれてゐるやうに涼しく、やがてあたりが、緑の樹蔭のやうな色合ひになり、琴の音もいよいよ近くに聞えて來たと思ふうちに、龜と並んで正殿の階段の前に立つてゐた。
太宰治 お伽草紙 青空文庫
私たちは藤枝の宿で、熊谷蓮生坊が念仏を抵当に入れたというその相手の長者の邸跡が今は水田になっていて、早苗がやさしく風に吹かれているのを見に寄ったり、島田では作楽井の教えて呉れた川越しの蓮台を蔵している家を尋ねて、それを写生したりして、大井川の堤に出た。
岡本かの子 東海道五十三次 青空文庫
風に吹かれて穂を出して烟って実に憐れに見えるぢゃないか。
宮沢賢治 沼森 青空文庫
作例 · 標準
ラジオからボブ・ディランの『風に吹かれて』が流れてくると、当時の懐かしい記憶が蘇る。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
「あてもなく、ただ風に吹かれて旅をするような生活に憧れることもあるんだ」
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
丘の上に立ち、風に吹かれて髪をなびかせながら、沈みゆく夕日を眺めていた。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
風に吹かれて』の歌詞のように、答えはいつもどこか掴みどころのない場所にある気がする。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
ウィキペディア曖昧さ回避

風に吹かれて(かぜにふかれて)

楽曲
その他
出典: 風に吹かれて — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0