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勝ち味

かちみ
名詞
1
標準
sign of victory
文例 · 用例
すでに自分が勝ち味になっているという自覚は、葉子に反動的な寛大な心を与えて、夫人が事務長を※にしようとしている事などはてんで問題にはしまいとした。
有島武郎 或る女 青空文庫
そのわけは同じ戦力とすれば一方は思想戦で勝ち味があるだけ強いわけだ。
――私信―― 一つの世界 青空文庫
渠はどう自分の身を處していいか、ちよツと度を失つた時、加集は勝ち味な聲で、「兎も角、僕が一時あの女を預かるのが順當ぢや!
毒藥を飮む女 泡鳴五部作 青空文庫
運命もありますし、六条院様が求婚者になって現われておいでになっては、どの競争者だって勝ち味はないと思いますけれど、あなただけはたいへんな御自信があったのですね。
若菜(下) 源氏物語 青空文庫
姉君が生きていたらとも思うのであったが、しかしそれも自分と同じように勝ち味のない競争者を持って薄運を歎くにとどまることになったであろう、富のない自分らは世の中から何につけても尊重されていくものではないらしいとまた思うことによって姉君がどこまでも情に負けず結婚はせまいとした心持ちのえらさが思われた。
宿り木 源氏物語 青空文庫
如何に試みるとも勝ち味はない。
柳宗悦 民藝四十年 青空文庫
戯画家であった彼は、大津絵と相撲をとっては勝ち味がないのを知ったのである。
柳宗悦 民藝四十年 青空文庫
面白いことに、今年度の新作展には作家の作で色々美しいものも出ましたが、どうしてもこの多々良の品々の方に勝ち味がありました。
柳宗悦 多々良の雑器 青空文庫
作例 · 標準
彼の表情には、既に戦いの勝ち味が表れていた。
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この将棋は、まだ勝ち味が見えない。
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わずかな勝ち味を感じて、彼は最後の力を振り絞った。
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