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狭庭

さにわ
名詞
1
標準
(one's own) garden
文例 · 用例
年じゅう陽があたらないので、岩清水のようなうそ寒いものが、いつもその狭庭に立ち迷っていた。
林不忘 巷説享保図絵 青空文庫
以前は私も、たいへん画が好きで、画家の友人もたくさんあって、その画家たちの作品を、片端からけなして得意顔をしていた事もあったのですが、昨年の秋に、ひとりでこっそり画をかいてみて、その下手さにわれながら呆れてそれ以来は、画の話は一言もしない事にきめました。
太宰治 炎天汗談 青空文庫
なにか知らねど萩原朔太郎なにか知らねど泣きたさにわれはゆくゆく汽車の窓はるばるときやべつ畑に日は光り風見ぐるまきりやきりりとめぐる日にわれはゆくゆく汽車の窓なにか知らねど泣きたさに
萩原朔太郎 なにか知らねど 青空文庫
初冬の山と幾分か軽く視て、雪中の登山服装というほどの準備もしていなかったため、幾重の衣も徹されて、腹から股にかけ、薊で撫で廻されるような疼痛を感じ初めた、唇はピリッとして、亀裂するかと惑われ、その寒さにわなわなと骨髄から震動した。
小島烏水 雪中富士登山記 青空文庫
ああ果たしてしからんか、あるいは孤独、あるいは畏懼、あるいは苦痛、あるいは悲哀にして汝を悩まさん時、汝はまさにわがこの言を憶うべし。
国木田独歩 小春 青空文庫
他日もし、われまた汝を見るあたわざるの地にあらんか、汝まさにわれと共にこの清泉の岸に立ちしことを忘るなかれ。
国木田独歩 小春 青空文庫
どうかお赦しをねがいます」 ホモイはうれしさにわくわくしました。
宮沢賢治 貝の火 青空文庫
それを構わずに夫婦はやがてその見世物小屋の前に来て、お金を払って中に這入りますと、あとからついて来た黒山のように沢山の人間も、夫婦の珍らしい姿が見たさにわれもわれもとお金を払って中に這入りましたので、大きな見世物小屋が一パイになりました。
夢野久作 豚吉とヒョロ子 青空文庫
作例 · 標準
自宅の狭庭さにわ)には、季節の花々が植えられている。
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古い屋敷の裏手には、静かで趣のある狭庭が広がっていた。
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「この狭庭さにわ)は、手入れが行き届いていて気持ちがいいな。」
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