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枝炭

えだずみ
名詞
1
標準
文例 · 用例
お妻は石炭|屑で黒くなり、枝炭のごとく、煤けた姑獲鳥のありさまで、おはぐろ溝の暗夜に立ち、刎橋をしょんぼりと、嬰児を抱いて小浜屋へ立帰る。
泉鏡花 開扉一妖帖 青空文庫
心得て枝炭新たにさしくべ、パタパタと急しく渋団扇ものせば、忽ちにパチパチと勇ましい音して、お誂えの数は揃う。
柴田流星 残されたる江戸 青空文庫
街街の柳の葉を揺り落して、錆びたる銅線の如く枝のみを慄はしめ、園の菊を枝炭の如く灰白ませ、家畜の蹄を霜の上にのめらしめて、ああ猶飽くことを知らざるや、冬よ。
與謝野晶子 晶子詩篇全集 青空文庫
焼ぬ昔の雪の枝炭屋の妻程黒からで鈍き作意の炭手前。
三遊亭圓朝 鹽原多助一代記 青空文庫