放資
ほうし
名詞
標準
文例 · 用例
木村は遠からずハミルトンとかいう日本の名誉領事をしている人の手から、日本を去る前に思いきってして行った放資の回収をしてもらえるのだ。
— 有島武郎 『或る女』 青空文庫
さるにもかかわらず、最も資本に豊富な世界一の富国たる英国において、それらの仕事が皆放棄されたままになっているのは、それら貧乏人の要求に応ずべき事業に放資するよりも、海外未開地の新事業に放資する方がもうけが多いからである。
— 河上肇 『貧乏物語』 青空文庫
この二、〇〇〇|磅を受取るべき国家債権者は、その貨幣の放資国を求めるであろう。
— PRINCIPLES OF POLITICAL ECONOMY AND TAXATION 『経済学及び課税の諸原理』 青空文庫
すなわちそれは資本を、公債放資の如き、単に資本家にとって有用であるにすぎない用途から移転させ、それを産業に従事せる人々の手において生産的ならしめる。
— PRINCIPLES OF POLITICAL ECONOMY AND TAXATION 『経済学及び課税の諸原理』 青空文庫
彼女は遠征の費用として五万ポンドを放資したのだった。
— ELIZABETH AND ESSEX 『エリザベスとエセックス』 青空文庫
ところがその愛国銀行が放漫な放資政策を取ったために名古屋で取付けに会い、支払停止の貼紙をせねばならぬことになったのである。
— 賀川豊彦 『空中征服』 青空文庫