寺跡
てらあと
名詞
標準
文例 · 用例
つぎの一年は家の裏手にあたる国分寺跡の松林の中で修行をした。
— 太宰治 『ロマネスク』 青空文庫
国分寺跡の、武蔵野の一角らしい櫟の林も現われた。
— 有島武郎 『或る女』 青空文庫
△水月山円通寺跡、大智禅師墓碑、そしてキリシタン墓碑、コレジヨ(キリシタン学校)跡もある。
— 種田山頭火 『行乞記』 青空文庫
朝の山が朝の水に・松が三本、国分寺跡といふ芋畑 水音の山門をくゞる水音 汐風つよくボートが塗りかへられる 六月六日病院出勤の入雲洞君といつしよに出発。
— 北九州行乞 『行乞記』 青空文庫
もと松蓮寺の寺跡で、今は横浜の某氏が別墅になって居る。
— 徳冨健次郎 『みみずのたはこと』 青空文庫
磐城石川郡山橋村大字南山形の字安寺跡は、諸国の山中の新田にしばしばその例を見るごとく、寒気に堪えず退転した旧植民地であろう。
— 柳田國男 『地名の研究』 青空文庫
そして藍坂の医王寺跡に立ったり、佐藤兄弟の碑の前で俥を降りたり、そんなことも、今になってみると、この第七巻を書くのに何かと役に立ち、自分の予備知識になっていた。
— 吉川英治 『随筆 新平家』 青空文庫