如是我聞
にょぜがもん
名詞
標準
thus I hear (quote from the sutras)
文例 · 用例
「いずれ、それは……その、如是我聞という処ですがね。
— 泉鏡花 『古狢』 青空文庫
私が、こんな如是我聞などという拙文をしたためるのは、気が狂っているからでもなく、思いあがっているからでもなく、人におだてられたからでもなく、況んや人気とりなどではないのである。
— 太宰治 『如是我聞』 青空文庫
全部、種明しをして書いているつもりであるが、私がこの如是我聞という世間的に言って、明らかに愚挙らしい事を書いて発表しているのは、何も「個人」を攻撃するためではなくて、反キリスト的なものへの戦いなのである。
— 太宰治 『如是我聞』 青空文庫
それで同經の各章の首に、道言云字通りに讀去れば、元始天尊といふ神の如きものが有り、其の道を受けた玉晨大道君といふものが有つて、恰も釋迦佛に總持第一の阿難尊者が有つて如是我聞の一語が經首に加へられた如き觀を爲してゐるのである。
— 幸田露伴 『道教に就いて』 青空文庫
神が出ても仏が出てもいっこう差支ないが、たかが如是我聞の一二句で、あれ程の人騒がせをやるのみならず、不動様まで騒がせるのは、開明の今日はなはだ穏かならぬ事と思う。
— 夏目漱石 『明治座の所感を虚子君に問れて』 青空文庫
清の紀※の『閲微草堂筆記五種』所收の『如是我聞』卷二に、明末饑饉の際に起つた、人肉發賣に關する左の悲慘事を載せてある。
— 桑原隲藏 『支那人間に於ける食人肉の風習』 青空文庫
もっとも、「如是我聞」の最終回(四回目か)は、ひどい。
— 坂口安吾 『不良少年とキリスト』 青空文庫
その見栄坊自体、通俗で常識的なものであるが、志賀直哉に対する「如是我聞」のグチの中でも、このことはバクロしている。
— 坂口安吾 『不良少年とキリスト』 青空文庫
作例 · 標準
多くの仏教経典は「如是我聞」という言葉で始まる。
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「如是我聞」は、私がこのように聞いたという、信頼性を高める表現だ。
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彼は仏典の講義で「如是我聞」の重要性を説明した。
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