どちらかと言えば
どちらかといえば
表現
標準
if anything
文例 · 用例
どちらかと言えば日本のように大陸の東側、大洋の西側の国は気候的に不利な条件にある。
— 寺田寅彦 『日本人の自然観』 青空文庫
」 とその女を見返したのであるが、そのとき吉田の感じていたことはたぶんこの女は人違いでもしているのだろうということで、そういう往来のよくある出来事がたいてい好意的な印象で物分かれになるように、このときも吉田はどちらかと言えば好意的な気持を用意しながらその女の言うことを待ったのだった。
— 梶井基次郎 『のんきな患者』 青空文庫
ある人はこれを官衙の門衛のようだと言ったが、自分もどちらかと言えば多少そんな気がしないでもない。
— 寺田寅彦 『丸善と三越』 青空文庫
文学書では、どちらかと言えば近代の人気作家のものが多くてそれらが最も目につきやすい所に並んでいる。
— 寺田寅彦 『丸善と三越』 青空文庫
なんでもどちらかと言えばあらのない、すべっこい無疵なものばかりである。
— 寺田寅彦 『丸善と三越』 青空文庫
自分の見るところでは、俳人|芭蕉などはどちらかと言えば後者に属するのではないかという気がする。
— 寺田寅彦 『詩と官能』 青空文庫
「どちらかと言えば丸顔の色のくっきり白い、肩つきの按排は西洋婦人のように肉附が佳くってしかもなだらかで、眼は少し眠むいような風の、パチリとはしないが物思に沈んでるという気味があるこの眼に愛嬌を含めて凝然と睇視られるなら大概の鉄腸漢も軟化しますなア。
— 国木田独歩 『牛肉と馬鈴薯』 青空文庫
或夜大友は二三の友と会食して酒のやや廻った時、斯ういう事を言ったことがある「僕の知っている女でお正さんというのがあるが、容貌は十人並で、ただ愛嬌のある女というに過ないけれど、如何にも柔和な、どちらかと言えば今少しはハキハキしてもと思わるる程の性分で何処までも正直な、同情の深そうな娘である。
— 国木田独歩 『恋を恋する人』 青空文庫
作例 · 標準
彼女はどちらかと言えば、猫よりも犬が好きだ。
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今日の会議は、どちらかと言えば建設的な議論ができた。
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彼の意見は、どちらかと言えば保守的だ。
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