幻辞.com

打ち立て

うちたて
名詞
1
標準
文例 · 用例
福分の大なること平清盛(平安末期の武将、平氏政権を打ち立てた)のような人は少ない。
幸田露伴 努力論(現代訳) 青空文庫
このマシンが自分自身の打ち立てたビジョンを汲んだ、「初めての批判に値するコンピューター」であることをケイは認めたが、一二八Kバイトのメモリーと四〇〇Kバイトのドライブ一台で市場に送り出されたことには、あくまで批判的だった。
富田倫生 パソコン創世記 青空文庫
満州に覇権を打ち立てようとした企ては、日中戦争から太平洋戦争に続く、十五年戦争へと日本を導いていきました。
富田倫生 本の未来 青空文庫
連中はまず、遺伝情報を伝えるメディアとして二重らせん構造のDNAのモデルを作り、そこから情報がどう読み込まれて生物が作られるかの仮説を打ち立てた。
富田倫生 青空のリスタート 青空文庫
そしてさういふ盲目的な意志を貫ぬかうとして荒れ狂ふ現實を、人間の打ち立てた一定の法則の下にしつかと組み伏せようとする、それこそが共産主義者の持つ大きな任務ではなかつたか。
島木健作 青空文庫
そしてそういう盲目的な意志を貫ぬこうとして荒れ狂う現実を、人間の打ち立てた一定の法則の下にしっかと組み伏せようとする、それこそが共産主義者の持つ大きな任務ではなかったか。
島木健作 青空文庫
それに彼らの立場は、ただ他の暗黒面を観察するだけで、自分と堕落してかかる危険性を帯びる必要がないから、なおの事都合がいいには相違ないが、いかんせんその目的がすでに罪悪の暴露にあるのだから、あらかじめ人を陥れようとする成心の上に打ち立てられた職業である。
夏目漱石 彼岸過迄 青空文庫
そのうちに、空地には板囲いがめぐらされ、歌舞伎座建築場の大きい杭が打ち立てられたので、その座名も初めてはっきりした。
岡本綺堂 明治劇談 ランプの下にて 青空文庫