平明
へいめい
形容動詞名詞
標準
clear
文例 · 用例
げにもつれ易い感傷の綱の海を漕ぎゆくためには、否応なきストイシスムを身に付けて、胸襟打開いて事に当る平明さを、諦らめる覚悟が要ります。
— 中原中也 『我邦感傷主義寸感』 青空文庫
別に笑顔にもならなかつたが互に極めて平明な顔をみることが出来た。
— ――飜弄さる 『蜻蛉』 青空文庫
「かういふ風であれば何事も好いんだな」といふ、解決に満ちた平明な顔が。
— ――飜弄さる 『蜻蛉』 青空文庫
大事なしかもかなり六かしい事柄の核心を平明にはっきり呑込ませる術を心得ているようであった。
— 寺田寅彦 『ベルリン大学(1909-1910)』 青空文庫
ペンクの講義は平明でしかも興味あり示唆に富んだ立派な講義であると思われた。
— 寺田寅彦 『ベルリン大学(1909-1910)』 青空文庫
この詩の平明濶達の氣分を、いまさら、いぢくり廻すのは、日本に對してすまぬ。
— 太宰治 『お伽草紙』 青空文庫
分量を少なく、出来るだけ簡易平明にして、しかも主要な急所を洩れなく、また実に適切な例を使って説明するという行き方であり、また如何なる教科書とも類を異にしたオリジナルなものであったという事は同君の講義を聞いた高弟達の異口同音の証言によって明らかである。
— 寺田寅彦 『工学博士末広恭二君』 青空文庫
以前に淺見君と會つたのはこの二回位のもので、それ以後は發表された數篇の小説で、その手堅い平明な作風に接した譯である。
— 梶井基次郎 『淺見淵君に就いて』 青空文庫
作例 · 標準
彼の書く文章は専門用語が少なく、誰が読んでも理解できる平明な文体で統一されている。
幻辭AI · gemini-3.1-pro-preview
裁判官は、複雑な事件の背景を傍聴人にも伝わるよう、平明な言葉で判決理由を読み上げた。
幻辭AI · gemini-3.1-pro-preview
難解な哲学書を、初心者のために平明に解説した入門書がベストセラーになっている。
幻辭AI · gemini-3.1-pro-preview