犇めき合う
ひしめきあう
動詞
標準
文例 · 用例
私はほんとうにしようのない人達だと思って、犇めき合う群集を見ていた(この東京駅の前から出る呉服店行の自動車は店の人がついていて世話をしている時は、みんな渋々一列に並ぶけれども、誰もいないとすぐこれだ!
— 甲賀三郎 『愛の為めに』 青空文庫
秀次は、行列なども控え目にしてわざと一挺の輿に乗り、徒立の供二三十人を召し連れたゞけで聚楽を出たが、五条の橋を渡って大佛殿の前を過ぎる時分から、次第に前後が騒がしくなり始め、大勢の人数が此処かしこに立ち迷い、犇めき合うけはいがした。
— 第二盲目物語 『聞書抄』 青空文庫