人恋しい
ひとこいしい
形容詞
標準
longing for others
文例 · 用例
それだけになお一層、焼跡の中のブルウスカイの灯は、豹吉の人恋しい心をしびれるように甘く、なつかしく、温めた。
— 織田作之助 『夜光虫』 青空文庫
下闇ながら――こっちももう、僅かの処だけれど、赤い猿が夥しいので、人恋しい。
— 泉鏡花 『朱日記』 青空文庫
まさかとは思う……ことにその言った通り人恋しい折からなり、対手の僧形にも何分か気が許されて、(御坊、御坊。
— 泉鏡花 『朱日記』 青空文庫
もっともわたくしとても、年齢からいってそろ/\人恋しい時代で、心の中にうずく痛痒い情緒につれ、学課の暇には歎きの面持で花畑をさまよったり、遣る瀬ない肩の落し方をして果樹園を縫い歩いたりしないことはありません。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫
さらでだに、人恋しい船のりは、寂しい人なつっこい自然の情景の前で、滅多に来る事のない直江津の陸をながめて恋い慕った。
— 葉山嘉樹 『海に生くる人々』 青空文庫
塒を求める群鴉の啼音が、水田や木蔭や夕栄の空から物寂く聞えて来て人恋しい時刻となりました。
— 国枝史郎 『天草四郎の妖術』 青空文庫
雑木原と黒木の林だけなら、其でよいが、ところ処桑畠がまじつて居て、却て人恋しいやうな寂しい気がした。
— 折口信夫 『山の音を聴きながら』 青空文庫
ただ、昔を思うたびに人恋しい、もはや生前に面会することもあるまいかと書いてある。
— 第一部上 『夜明け前』 青空文庫
作例 · 標準
一人暮らしが長く、たまに人恋しくなることがある。
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疲れている時や寂しい時には、なぜか人恋しくなるものだ。
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旅先で、見知らぬ土地にいると人恋しくなる。
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