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熱る

いきる
動詞
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標準
文例 · 用例
蛙を呑んだ蛇見たいにな」 彼は、拷問の事に考え及んだ時、頭の中が急に火熱るのを覚えた。
葉山嘉樹 乳色の靄 青空文庫
たゞし嬌瞋火に似たりと云ふのを思つたばかりでも、此方も耳が熱るわけさ。
泉鏡太郎 みつ柏 青空文庫
ああ、恥かしくて顔が熱る
二葉亭四迷 平凡 青空文庫
設しや事業熱は冷めても、失敗を取返へさう、損害を償はうといふ妄念が熾で、頭は熱る、血眼になる。
三島霜川 平民の娘 青空文庫
板戸をしめた薄暗い寝室は、どうかすると蒸し暑いくらいで、笹村は綿の厚い蒲団から、時々冷や冷やした畳へ熱る体をすべりだした。
徳田秋声 青空文庫
お雪の口からは、お今が熱る顔に袖をあてて、横へ突っ伏してしまうほど、きまりの悪いようなことが、話し出された。
徳田秋声 青空文庫
休茶屋で、ラムネに渇いた咽喉や熱る体を癒しつつ、帰路についたのは、日がもう大分かげりかけてからであった。
徳田秋声 あらくれ 青空文庫
やはらかきほの熱る女の足音あはれそのほめき如し、燃えも生れゆくゆめにほふ心音のうつつなきかな。
北原白秋 邪宗門 青空文庫