育児院
いくじいん
名詞
標準
orphanage
文例 · 用例
それにこの会は何も汝等に施行をするんじゃない、収入額は育児院へ寄附に相成るのだ。
— 泉鏡花 『貧民倶楽部』 青空文庫
育児院は、ナニ、養生をしてるので、私等は九死一生、餓死、凍死をしようとする大病人、ちょいとそれ繰廻を附けて下すっても可かろうと思いましてね。
— 泉鏡花 『貧民倶楽部』 青空文庫
揃って育児院の子供等が、朝の含嗽をさせられているようでもある。
— 岡本かの子 『河明り』 青空文庫
国家が社会施設として育児院、産院、託児所を設けなければならないということは、寿産院の事実ではっきり示されています。
— ――寿産院事件について―― 『“生れた権利”をうばうな』 青空文庫
育児院で育てられて、十三歳からノロオニュの農家の雇娘で羊飼いをした。
— 宮本百合子 『知性の開眼』 青空文庫
此処は元ベル・ガンネス夫人が育児院を経営していたところで、当時、預かっていた二十一人の嬰児が影を消したまま、未だに行衛不明だという奇怪な事件の現場だ。
— 牧逸馬 『斧を持った夫人の像』 青空文庫
私どもの民衆に対する関係が、あり来たりの慈善の性質、つまり育児院だとか廃兵院だとかに見られるような性質を帯びているあいだは、私たちは狡く立ち廻ったりごまかしたり、自己欺瞞をやったりして済ましているだけの話です。
— ЖЕНА 『妻』 青空文庫
もっともそんなことは年にまず三、四回あるかないかのものであるから、私はそういう時はその菓子を、日頃世話になる銀行とか郵便局、また育児院などへ寄贈し、どんなにそれが多量でも翌朝へ持ち越すことは決してしない。
— ――所信と体験―― 『一商人として』 青空文庫
作例 · 標準
例句1
例句2
例句3
例句4