しゃぶる
しゃぶる
動詞-五段-ラ行動詞-他動詞
標準
to suck
文例 · 用例
純な子供の心はこの時に完全に大自然の懐に抱かれてその乳房をしゃぶるのである。
— 寺田寅彦 『郷土的味覚』 青空文庫
はてさて迷惑な、こりゃ目の前で黄色蛇の旨煮か、腹籠の猿の蒸焼か、災難が軽うても、赤蛙の干物を大口にしゃぶるであろうと、そっと見ていると、片手に椀を持ちながら掴出したのは老沢庵。
— 泉鏡花 『高野聖』 青空文庫
英雄豪傑の汗なら好んでもしゃぶるが、こんな懦弱い奴の汗を舐めるのは御免である。
— 押川春浪 『本州横断 癇癪徒歩旅行』 青空文庫
大きなテエブルの両側にはベンチ風の薄汚れた木の腰掛が一脚、二脚、クリロフの一家はここで、互に向い合せて、さて、スープの鍋底を大きな杓子でひっ掻きまわし、パンをもぎり、赤酒を、また牛の髄骨をしゃぶるらしい。
— 北原白秋 『フレップ・トリップ』 青空文庫
心底惚れ込んで骨までしゃぶるように味わい、ここから多くを学びました。
— 富田倫生 『本の未来』 青空文庫
この飴細工と※粉細工とが江戸時代の形見といったような大道商人であったが、キャラメルやドロップをしゃぶる現代の子ども達からだんだんに見捨てられて、東京市のまん中からは昔の姿を消して行くらしく、場末の町などで折りおりに見かける飴売りにも若い人は殆ど無い。
— 唐人飴 『半七捕物帳』 青空文庫
人間は奪い取って来た生をたしなみながらしゃぶるけれども、ほどなくその生はまた尽きて行く。
— 有島武郎 『生まれいずる悩み』 青空文庫
ね、ほら、おもちゃがほしくば、この鼻の頭をしゃぶるといいよ。
— 卒塔婆を祭った米びつ 『右門捕物帖』 青空文庫
作例 · 標準
喉が渇いていたので、冷たい水をゆっくりとしゃぶった。
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子供がおもちゃの棒をしゃぶっている。
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硬い飴を口に入れ、ゆっくりとしゃぶって楽しんだ。
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