来俺
きおれ
名詞
標準
文例 · 用例
それ以来俺は一度も国へ帰らず又国の家とは全然没交渉になつてしまつた。
— 村山槐多 『悪魔の舌』 青空文庫
元来俺の解らないのは無暗やたらに西洋犬を珍重する奴サ。
— 内田魯庵 『犬物語』 青空文庫
「本来俺の役目と云えば、住居を突き止めることだけだ。
— 国枝史郎 『天主閣の音』 青空文庫
」「チブロン島の宝庫発見よ」「それなら充分にとげられましたとも」「で、首が痛くなったのさ」「あなたの云うことは解らない」「本来俺は住吉の浜で首を切られた人間だよ」「…………」「意志は強し!
— 国枝史郎 『加利福尼亜の宝島』 青空文庫
本来俺たち人間は、煙草もすいたいんだ。
— 海野十三 『十八時の音楽浴』 青空文庫
この前きゃつと一局争い、たたきつけてやったのを根に持って、爾来俺を憎んでいるらしい。
— 国枝史郎 『剣侠受難』 青空文庫
ああ幾度も幾度も……そんな風にして俺の神経の細い線が、一本ずつ浮き出てくるのを感ずる程呑みほしたのだが――酒は本来俺にとって何等味覚上の快感をもたらさないのだ。
— 聖なる酔っ払いは神々の魔手に誘惑された話 『木枯の酒倉から』 青空文庫
ああ幾度も幾度も……そんな風にして俺の神経の細い線が、一本づつ浮き出てくるのを感ずる程呑みほしたのだが――酒は本来俺にとつて何等味覚上の快感をもたらさないのだ。
— ――聖なる酔つ払ひは神々の魔手に誘惑された話―― 『木枯の酒倉から』 青空文庫