庇い合う
かばいあう
動詞
標準
文例 · 用例
お互いに現実から隠れんぼうをしているような者同志の一種の親しさ、そして、かばい合うような懇な眼ざしで鮨をつまむ手つきや茶を呑む様子を視合ったりする。
— 岡本かの子 『鮨』 青空文庫
悪漢には悪漢の道徳があり、互いに隠し合いかばい合うからだ。
— 国枝史郎 『剣侠受難』 青空文庫
友人は右に言う通りの心理状態であり、拙者の妻は同情を以てかばい合うというほどに打ちとけているにかかわらず、これではいけないと、火事の火元でも見つけた気になって騒ぎ出したのが、世間というお節介で、それに油をそそぐのが親類という御親切者です。
— 不破の関の巻 『大菩薩峠』 青空文庫
「役所の汚職を、役人どもが皆でかばい合うようなもんだね。
— 梅崎春生 『狂い凧』 青空文庫