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切り破る

きりやぶる
動詞-五段-ラ行動詞-他動詞
1
標準
to cut to pieces
文例 · 用例
彼以外に、彼を除いては、密室を切り破るなどという、離れ業が演じられようか。
小栗虫太郎 地虫 青空文庫
その時にはかごを繞って、丈夫な縄が、ぐるぐるとまわされて、切り破るにも法がつかない。
三上於菟吉 雪之丞変化 青空文庫
――という疑惑とふしぎ感だったが、そんな穿鑿よりも刻下は身をもってこの縦横無尽に張り渡された捕縄の網を切り破るのが第一、と気がつくと同時に長身の左膳、もう塀外へ降りても途はないから、左手に老幹を抱いて庭にずり落ちざま、ただちに、源十郎がおさよと差し向いでいるこの座敷のそとへ飛んで来たのだった。
乾雲坤竜の巻 丹下左膳 青空文庫
何より驚く可きは、戸締りや錠前を、紙の如く切り破る手際で、門は乘越え、錠前は捻ぢ切り、棧や輪鍵は、薄刄の凄い刄物で外から綺麗に切取つて、コトリとも音を立てないのです。
頬の疵 錢形平次捕物控 青空文庫
十重二十重に投げかける妖しの網を切り破るやうに、平次が神田へ歸つて來たのは、もう夜中過ぎでした。
くるひ咲 錢形平次捕物控 青空文庫
十重二十重に投げかける妖しの網を切り破るように、平次が神田へ帰って来たのは、もう夜中過ぎでした。
くるい咲き 銭形平次捕物控 青空文庫
善という至高全能なるものをゆるぎなく信じることができる、そんな方向へと思いをすべて傾けられたなら、その善と手をつなぎ、おのれのなかにあるあらゆる邪なものを断ち切り破ることも実現できる。
MORNING AND EVENING THOUGHTS 朝に想い、夜に省みる 青空文庫
ここにその后たち御子たち、その小竹の苅杙五に、足切り破るれども、その痛みをも忘れて、哭きつつ追ひいでましき。
校註 古事記 古事記 青空文庫
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