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樺桜

かばざくら異読 かにわざくら
名詞
1
標準
ornamental variety of double weeping rosebud cherry
文例 · 用例
気高くてきれいで、さっと匂いの立つ気がして、春の曙の霞の中から美しい樺桜の咲き乱れたのを見いだしたような気がした。
野分 源氏物語 青空文庫
よそでは一重桜が散り、八重の盛りが過ぎて樺桜が咲き、藤はそのあとで紫を伸べるのが春の順序であるが、この庭は花の遅速を巧みに利用して、散り過ぎた梢はあとの花が隠してしまうように女王がしてあったために、いつまでも光る春がとどまっているようなのである。
まぼろし 源氏物語 青空文庫
男は、樺桜の直垂に梨打の烏帽子をかけて、打ち出しの太刀を濶達に佩いた、三十ばかりの年配で、どうやら酒に酔っているらしい。
芥川龍之介 偸盗 青空文庫
――次郎はその時、月あかりに、汗にぬれた赤ひげと切り裂かれた樺桜の直垂とを、相手の男に認めたのである。
芥川龍之介 偸盗 青空文庫
樺即ち樺桜は、広い意味での山桜である。
柳宗悦 樺細工の道 青空文庫
樺桜の皮が湿気をふせぐのに上々の資材なのがこれでも分る。
柳宗悦 樺細工の道 青空文庫
だが見ようによっては、このことが無地のもつ樺桜の持味を殺してしまって、ただ巧妙な技を示す仕事に落ちてしまったことを匿すことが出来ない。
柳宗悦 樺細工の道 青空文庫
模様は樺桜が必然に要求する模様である限り、間違いはない。
柳宗悦 樺細工の道 青空文庫
作例 · 標準
公園の中央には、しだれる枝に淡いピンクの花を咲かせた樺桜が見事に咲き誇っていた。
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春風に揺れる樺桜の花びらが、まるで雪のように舞い散る様子は息をのむ美しさだった。
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この庭園には様々な種類の桜があるが、特に優雅な姿の樺桜は多くの人々に愛されている。
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満開の時期になると、樺桜の並木道は幻想的な雰囲気で訪れる人を魅了する。
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2
標準
any cherry tree with birch-like bark
作例 · 標準
山道を歩いていると、幹が白樺のように美しい樺桜が点々と立っていた。
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その庭師は、樹皮の独特な質感を活かすために樺桜を庭の中心に植えることを提案した。
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遠目には白樺と見間違えそうになるが、近くで見るとれっきとした樺桜だとわかる。
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触れるとひんやりとした樺桜の幹は、夏の暑い日差しの中で涼を与えてくれた。
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3
標準
Japanese bird cherry (Prunus grayana)
作例 · 標準
植物学の講義で、日本固有種の樺桜(Prunus grayana)の特徴について学んだ。
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北国の山間部では、自然林の中に野生の樺桜が群生しているのをよく見かける。
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樺桜は、ソメイヨシノなどの一般的な桜よりも開花時期が遅く、初夏まで楽しめる。
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鳥たちは樺桜の実を好んで食べ、その種子を散布することで森の再生に貢献している。
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