平組
ひらぐみ
名詞
標準
文例 · 用例
組合の幹部と平組合員が「こんな事で」にらみ合つてゐては困る、と思つた。
— 小林多喜二 『一九二八年三月十五日』 青空文庫
その上ヘンリー四世の場合に於てはドイツ国内の大小諸公伯の不平組がこの破門事件を好機としてヘンリー四世の廃立を企てた。
— 国枝史郎 『ローマ法王と外交』 青空文庫
例のフーシェね、ああいう奴やナポレオンの弟の不平組と徒党をくんで、偉大な人の苦痛や面目の傷けられることばかりやったのですって。
— 一九四四年(昭和十九年) 『獄中への手紙』 青空文庫
彼らはひどい野心もなく、自分のつとめを程よく守り、分相応の待遇を世から受ければ十分幸福な人々で、生活的には現状維持派であり、現実生活の礼讃者である場合が多く、現状破壊の行動者でなく、他人を羨み妬む不平組であることは殆どない。
— 風巻景次郎 『中世の文学伝統』 青空文庫
わたしは平組合員で結構です」 幾度も準備世話人会が開かれた結果、聯合組の古参小頭、進藤利三が組合長に決定した。
— 火野葦平 『花と龍』 青空文庫
葉栗郡の和田とか、丹羽郡の中島|豊後とか、清洲で用いられない不平組を語らって、叛旗をひるがえし、密かに美濃の斎藤家へ内通していた。
— 第三分冊 『新書太閤記』 青空文庫
それが行き渡らぬといって、小娘たちが不平を言っておりますと、清光館の亭主が笑いながら話していたが、あの時の不平組もだんだんに発達して、もう踊りの名人になってたぶんこの中にいるだろう。
— 柳田国男 『雪国の春』 青空文庫
陸前の北と陸中の南とが主な区域のようでありますが、様々な布をまぜて組んであるので色も美しくかつその作り方も平組にしたり網代編にしたりして変化を与えます。
— 柳宗悦 『手仕事の日本』 青空文庫