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機を織る

はたをおる
表現動詞-五段-ラ行
1
標準
to work at a loom
文例 · 用例
それから機を織る意味の「織」は「於瑠」、「淤呂須」というのは織るということを敬語にしたのであります。
橋本進吉 古代国語の音韻に就いて 青空文庫
そのうちに私の耳はそのなかから機を織るような一定のリズムを聴きはじめたのです。
――或る私信―― 橡の花 青空文庫
昔の下級士族の家庭婦人は糸車を回し手機を織ることを少しも恥ずかしい賤業とは思わないで、つつましい誇りとしあるいはむしろ最大の楽しみとしていたものらしい。
寺田寅彦 糸車 青空文庫
はたと、これに空想の前途を遮られて、驚いて心付くと、赤楝蛇のあとを過ぎて、機を織る婦人の小家も通り越していたのであった。
泉鏡花 春昼後刻 青空文庫
其の静な中に、長屋の隅ツこの方から、トントン、カラリ……秋晴の空氣を顫はせて、機を織る音かさも田舎びて聞えて來る。
三島霜川 昔の女 青空文庫
散策子は踵を廻らして、それから、きりきりはたり、きりきりはたりと、鶏が羽うつような梭の音を慕う如く、向う側の垣根に添うて、二本の桃の下を通って、三軒の田舎屋の前を過ぎる間に、十八、九のと、三十ばかりなのと、機を織る婦人の姿を二人見た。
泉鏡花 春昼 青空文庫
然るに家業出精の故を以て、これよりさき特に一個この鍛冶屋を賞し給ひしより、昧爽に於ける市街の現象日を追うて趣を變じ、今日此頃に到りては、鍛冶屋の丁々は謂ふも更なり、水汲上ぐる釣瓶の音、機を織る音、鐘の聲、神樂の響、騷然、雜然、業に聲ありて默するは無く、職に音ありて聞えざるは無きに到れり。
泉鏡花 鐵槌の音 青空文庫
機を織るにも畠を打つにも、舟を漕ぐにも馬を曳くにも、働く時にはいつも歌う。
鈴木三重吉 千鳥 青空文庫
作例 · 標準
母は機を織るのが得意で、美しい布を作る。
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古来より、女性たちは家で機を織る仕事をしてきた。
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機を織る音は、昔ながらの日本の風景を思わせる。
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機を織る(はたをおる) — 幻辞.com