語らう
かたらう
動詞-五段-ウ行動詞-他動詞頻度ランク #43716 · 青空 300 例
標準
to talk
文例 · 用例
語りたくないのではない、語らうにもどうにも手の附けやうがないから、遂には語りたくなくなりもするのである。
— ――世の母びと達に捧ぐ―― 『一つの境涯』 青空文庫
自分はそれを語らうとした。
— 萩原朔太郎 『芥川龍之介の死』 青空文庫
風はリボンを空に送り、私は嘗て陥落した海のことを その浪のことを語らうと思ふ。
— 中原中也 『山羊の歌』 青空文庫
騎兵聯隊や上肢の運動や、下級官吏の赤靴のことや、山沿ひの道を乗手もなく行く自転車のことを語らうと思ふ。
— 中原中也 『山羊の歌』 青空文庫
つまり言へばその先生なる言葉の語韻中に、私の正に語らうとしてゐる情操のすべてが表象されてゐたわけだ。
— 萩原朔太郎 『中央亭騷動事件(實録)』 青空文庫
現にかつて私自身が、それを經驗した時のことを語らう。
— 萩原朔太郎 『酒に就いて』 青空文庫
「私が三つのとき、」なにげなく語らうとしたらしかつたが、しくじつた。
— 太宰治 『道化の華』 青空文庫
それがどうした苦労であつたか、語らうなぞとはつゆさへ思はぬ。
— 亡き児文也の霊に捧ぐ 『在りし日の歌』 青空文庫
作例 · 標準
久々に再会した旧友と、居酒屋の片隅で夜が更けるまで積もる話を語らった。
焚き火の爆ぜる音を聞きながら、仲間たちと将来の夢や理想の生き方を静かに語らう。
縁側に腰を下ろした老夫婦が、沈みゆく夕日を眺めつつ過ぎ去った日々を懐かしむように語らっている。
かつての教え子たちが恩師を囲み、学生時代の失敗談や現在の仕事の苦労を熱く語らう。