一言二言
ひとことふたこと
表現
標準
a word or two
文例 · 用例
そして赤坊の唾液で濡れた拑子を指先で挟んで持つてゐながら、母親が子供を揺りながら泣いたり、その子の瞳を見入つて一言二言狂気のやうに云つたりするのを「そんなにして俺が何が出来るものか」と思つて立つてゐた。
— 中原中也 『医者と赤ン坊』 青空文庫
僕がよい加減なことを一言二言いうと、お増はいきなり僕の手をとって、も少しこっちへきてここへ腰を掛けなさいまアと言いつつ、藁を積んである所へ自分も腰をかけて僕にも掛けさせた。
— 伊藤左千夫 『野菊の墓』 青空文庫
しかしN君が一言二言問答したら、それでよかったと見えてそのまま階段を上がって行った。
— 寺田寅彦 『議会の印象』 青空文庫
壇上の人が下りると、上壇に椅子へ腰かけた人、これが議長だそうであるが、この人が何か一言二言述べると、左の方の議員席からいきなり一人立上がって大きな声でわめき立てた。
— 寺田寅彦 『議会の印象』 青空文庫
及びもしないあんな男をいきなり一言二言はなしてそんなことを考えるなんてあることでない。
— 宮沢賢治 『十六日』 青空文庫
小作人らに一々アローと声をかけて、一言二言話していました。
— 寺田寅彦 『先生への通信』 青空文庫
一人の哲学者が一言二言いったというだけで人間全体が別種の存在に変わって人間界の方則があべこべになるということは想像ができない。
— 寺田寅彦 『「手首」の問題』 青空文庫
禮拜が終ると相島は楠に一言二言云つて直ぐ教會を出た。
— 有島武郎 『半日』 青空文庫
作例 · 標準
久しぶりに会った友人と、一言二言言葉を交わした。
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部長に頼みごとがあったので、廊下で一言二言話をした。
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彼はいつも忙しそうで、一言二言しか話せない。
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