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蛇体

じゃたい
名詞
1
標準
body of a snake
文例 · 用例
……扉浅うして、然も暗き奥に、一|個人面蛇体の神の、躯を三|畝り、尾と共に一|口の剣を絡うたのが陰影に立つて、面は剣とゝもに真青なのを見た時よ。
泉鏡太郎 十和田湖 青空文庫
赤え赤え煙こあ、もくらもくらと蛇体みたいに天さのぼっての、ふくれた、ゆららと流れた、のっそらと大浪うった、ぐるっぐるっと渦まえた、間もなくし、火の手あ、ののののと荒けなくなり、地ひびきたてたて山ばのぼり始めたずおん。
太宰治 青空文庫
鬼にでも、魔にでも、蛇体にでも、何にでもなって見せてよ、芸人ですもの。
泉鏡花 日本橋 青空文庫
少々、蛇体を加えて、ここに胴から上、踏切の尾の方と言うような事になれば実ものです。
泉鏡花 露萩 青空文庫
金が光る――光るてえば、鱗てえば、ここな、(と小屋を見て)鐘撞先生が打ってしめた、神官様の嬢様さあ、お宮の住居にござった時分は、背中に八枚鱗が生えた蛇体だと云っけえな。
泉鏡花 夜叉ヶ池 青空文庫
見ろやい、取っても着けねえ処に、銀の鱗さ、ぴかぴかと月に光るちッて、汝がを、(と鯉をじろじろ)ばけものか蛇体と想うて、手を出さずば、うまい酒にもありつけぬ処だったちゅうものだ。
泉鏡花 夜叉ヶ池 青空文庫
何、牛に乗らないだけの仙家の女の童の指示である……もっと山高く、草深く分入ればだけれども、それにはこの陽気だ、蛇体という障碍があって、望むものの方に、苦行が足りない。
泉鏡花 若菜のうち 青空文庫
――釣鐘草の咲く時分に、振袖の蛇体なら好いとして、黄頷蛇が、によろによろ、などは肝を冷すと何だか手をつけかねた覚えがある。
泉鏡花 玉川の草 青空文庫
作例 · 標準
伝説の怪物は、人間の頭を持ちながらも、首から下は巨大な蛇体であったという。
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古い掛け軸には、雲の間から姿を現した龍の蛇体が生き生きと描かれている。
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修行の末に化身したその姿は、おぞましい蛇体へと変貌を遂げていた。
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