血走る
ちばしる
動詞-五段-ラ行動詞-自動詞
標準
to become bloodshot
文例 · 用例
この泥に重い靴を引きずり、この西風に逆らうだけでも頬が落ちて眼が血走る。
— 寺田寅彦 『イタリア人』 青空文庫
私は覚悟がございます、彼奴に対しましては、」と目の血走るまで意気込んだが、後暗い身の明は、ちっとも立つのではなかった。
— 泉鏡花 『婦系図』 青空文庫
」 や、もうその咳で、小父さんのお医師さんの、膚触りの柔かい、冷りとした手で、脈所をぎゅうと握られたほど、悚然とするのに、たちまち鼻が尖り、眉が逆立ち、額の皺が、ぴりぴりと蠢いて眼が血走る。
— 泉鏡花 『茸の舞姫』 青空文庫
雲が動いて、薄日が射して、反らした胸と、仰いだ其の額を微かに照らすと、ほつと酔つたやうな色をしたが、唇は白く、目は血走るのである。
— 泉鏡太郎 『神鑿』 青空文庫
心に焼くように、雪の家の空あたりが、血走る目で火の手になり、赤いまでに見えるけれども、炎を水にし氷にしても、お孝という、赤坂で一度間違いをした娘に顔が合わされません。
— 泉鏡花 『雪柳』 青空文庫
男はとうとう怒り出し、吾れと吾が髪引掴み、 赤く血走る眼を挙げて、遠い青空|睨みつつ、 大声揚げて泣きながら、天も響けと罵った。
— 夢野久作 『白髪小僧』 青空文庫
俊寛は、狂気のように、その教書を基康の手から奪い取って、血走る目を注いだけれども、そこには俊寛とも僧都とも書いてはなかった。
— 菊池寛 『俊寛』 青空文庫
「卑怯、卑怯」 奈良崎は、血走る眼、歪んだ脣、曲った眉をして、叫んだ。
— 直木三十五 『南国太平記』 青空文庫
作例 · 標準
徹夜で仕事をしていたため、彼の目は真っ赤に血走っていた。
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怒りで彼の顔は歪み、血管が浮き出て目が血走っていた。
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長時間パソコン画面を見続けたせいで、私の目はすっかり血走ってしまった。
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