切戸口
きりどぐち
名詞
標準
small wooden door at the rear of a noh stage
文例 · 用例
其の一|日前の暮方に、千助は、團右衞門方の切戸口から、庭前へ※つた。
— 泉鏡太郎 『片しぐれ』 青空文庫
其の一|日前の暮方に、元二は團右衞門方の切戸口から庭前へ※つた、座敷に御新造が居る事を豫め知つての上で。
— 泉鏡太郎 『二た面』 青空文庫
切戸口にも、楽屋の頭が覗いたが、ただ目鼻のある茸になって、いかんともなし得ない。
— 泉鏡花 『木の子説法』 青空文庫
で、婦は奥深く切戸口と思うのへ小走に姿を消した。
— 泉鏡花 『雪柳』 青空文庫
馬は、ふらふらとなって切戸口から引入れられると、もう奥庭で、階段のついた高縁の、そこが書院で、向った襖がするすると左右へ開くと、下げ髪にして裲襠を捌いた、年三十ばかりの奥方らしいのに、腰元大勢、ずらりとついて、「待ちかねました。
— 泉鏡花 『雪柳』 青空文庫
廊下が尽きると切戸口、そこを開けると石の階段、二十段ぐらいはあるらしい。
— 国枝史郎 『剣侠受難』 青空文庫
舞台裏へ入る切戸口の前で、駕籠がしずかに下りたかと思うと、駕籠の戸が内から開き、一人の女が現われた。
— 国枝史郎 『前記天満焼』 青空文庫
切戸口から内へ入ろうとした時、裏木戸から武士達が入り込んで来た。
— 国枝史郎 『前記天満焼』 青空文庫
標準
small garden gate