友達甲斐
ともだちがい
名詞
標準
true friendship
文例 · 用例
「全くだ」とAも思ふ、「しかしま、お手柔らかに」と、表情以て友達甲斐を発揮する。
— 中原中也 『心理的と個性的』 青空文庫
私は、同じ乗組の、同じ水夫としての、友達甲斐から、彼に、いや彼等に今、そのどこだったかを知らせなければならない。
— 葉山嘉樹 『労働者の居ない船』 青空文庫
それでも友達甲斐に連れて来てやれあ、ヤレ寒いとか、太股の痛いとか、太平楽ばっかり祈り上げ奉る。
— 夢野久作 『近世快人伝』 青空文庫
退屈さに彼はこんなことを考へたりした、横合から割込んだらう、水島はきつと友達甲斐がないことを憤り、狼のやうな血走つた眼となり、長い間の交友関係も粉砕され、牙を鳴らして襲ひかゝつて来るであらう。
— 小説 『小熊秀雄全集−15−』 青空文庫
」 さうしないことが自分に対して無礼だ、友達甲斐がない――といふ意味を含めて、照子は、傲慢を衒ひ、高飛車に云ひ放つた。
— 牧野信一 『或る日の運動』 青空文庫
他処他処しい友達甲斐のない質問であるが、遺憾ながらこういう儀礼を欠くとこの頃は現実の不便を生じるのだ。
— 戸坂潤 『友情に関係あるエッセイ』 青空文庫
よ、友達甲斐に離してくれ給えったら。
— 芥川龍之介 『妖婆』 青空文庫
そしてまだ洵吉が、椅子に腰かけた儘、息をきらしているのを、嗤うように見ていたが、それでも友達甲斐に、コップに水を汲んできてくれた。
— 蘭郁二郎 『魔像』 青空文庫
作例 · 標準
私が落ち込んでいるときに一晩中付き合ってくれるなんて、本当に友達甲斐があるよ。
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困っている友人を放っておかない彼の行動は、友達甲斐にあふれている。
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せっかく協力してあげたのに感謝の一言もないなんて、友達甲斐のないやつだ。
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