絹を裂くよう
きぬをさくよう
表現形容動詞
標準
shrill
文例 · 用例
その讐仇を討つのに……邪魔に……邪魔になるのは貴方一人……」「……エエッ……さてはおのれ……」「お覚悟ッ……」 という必死の叫びが、絹を裂くように庭先に流れた。
— 夢野久作 『斬られたさに』 青空文庫
その時です、激しい嵐の音の中に、突然、絹を裂くような女の声が聞こえました。
— THE ADVENTURE OF THE SPECKLED BAND 『まだらのひも』 青空文庫
葉子は寝衣がちょっと肌にさわるだけの事にも、生命をひっぱたかれるような痛みを覚えて思わずきゃっと絹を裂くような叫び声をたてた。
— 有島武郎 『或る女』 青空文庫
右往左往と右に走り左に逃げて、雨を避けながら走りまどう浮かれ女、浮かれ男の群衆の中から、とつぜん絹を裂くようないくつかの女の悲鳴があがりました。
— お蘭しごきの秘密 『右門捕物帖』 青空文庫
そのうちに、室内から絹を裂くような悲鳴が聞えた。
— 海野十三 『地球を狙う者』 青空文庫
絹を裂くような若い女の声に喧噪の渦巻の中にあったような流石の広告屋の爺さんも驚いてあとをふりむくと喫茶店の戸口へ馳けつけました。
— 海野十三 『三角形の恐怖』 青空文庫
突如家の中から、絹を裂くような女の叫び声がきこえた。
— 浜尾四郎 『殺人鬼』 青空文庫
やがてハムレットが、オフェリヤの棺を埋めた、墓穴の中に飛び下りると、その瞬間、王妃の暁子が絹を裂くような悲鳴を上げた。
— 小栗虫太郎 『オフェリヤ殺し』 青空文庫
作例 · 標準
突然、隣の部屋から絹を裂くような金切り声が聞こえてきて、思わず飛び上がった。
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故障した機械から、絹を裂くように甲高い異音が響き渡り、みんなが顔を見合わせた。
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救急車のサイレンが、絹を裂くような高音で静かな夜の街に遠ざかっていった。
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事故現場では、絹を裂くような女性の悲鳴が耳に焼き付き、しばらく離れなかった。
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