竜宮
りゅうぐう
名詞
標準
Palace of the Dragon King
文例 · 用例
私が此夏、鮎釣りに泳ぎ渡つた際、大きな蟻に臍を食ひつかれて愕いた、竜宮岩も紅葉の間に浮んで、静もりかへつてゐる。
— 葉山嘉樹 『運動会の風景』 青空文庫
竜宮岩といふのは、木曾川の中流に、島を為して残つてゐる一大岩塊で、高山の様子がある。
— 葉山嘉樹 『運動会の風景』 青空文庫
譬喩を引けば浦島太郎が竜宮の一年はこの世界の十年に当たるというような空想や、五十年の人生を刹那に縮めて嘗め尽くすというような言葉の意味を、つまり「このエントロピーの時計で測った時の経過と普通の時計と比べて一年と十年また五十年と一瞬とに当たる」と説明すればよいかもしれぬ。
— 寺田寅彦 『時の観念とエントロピーならびにプロバビリティ』 青空文庫
十三「陸の竜宮」と呼ばれる日本劇場が経営困難で閉鎖されるということが新聞で報ぜられた。
— 寺田寅彦 『藤棚の陰から』 青空文庫
俺も日本橋に竜宮が在る、と思うたですが。
— 泉鏡花 『日本橋』 青空文庫
地の総銀一面に浮彫の波の中に、うつくしい竜宮を色で象嵌に透かして、片面へ、兎を走らす。
— ――(前題――楊弓) 『ピストルの使い方』 青空文庫
娘ならば、竜宮のもうし児であると称えても、茄子の種子を云々より、恐らく聞くものは疑うまい。
— 泉鏡花 『わか紫』 青空文庫
――竜宮へ往来した釵の玉の鸚鵡である。
— 泉鏡花 『伯爵の釵』 青空文庫
作例 · 標準
浦島太郎は、乙姫様が住む海の底の竜宮へと招かれた。
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子供の頃に読んだ絵本で、きらびやかな竜宮の絵に心を奪われた。
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まるで竜宮のように、その水族館は幻想的な雰囲気に満ちていた。
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