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せつ
名詞
1
標準
文例 · 用例
米の中から栄養分を摂取して残余の不用なものを「米とは異なる糞」にして排するのならば意味は分かるが、この虫の場合は全く諒解に苦しむというより外はない。
寺田寅彦 鉛をかじる虫 青空文庫
この虫のように自分の体重の何倍もある金属を食って、その何十プロセントを排するというのは全く不思議というより外はないであろう。
寺田寅彦 鉛をかじる虫 青空文庫
しかし、ともかくも、学校で教わったことの少なくも何十プロセントは綺麗に忘れてしまっていて、例えば自分等の子供に質問されて即座に明答を与えることが出来ない程度にまで意識の圏外に排してしまっているのは事実であるらしい。
寺田寅彦 鉛をかじる虫 青空文庫
それならばまだまだ安全であるが、排物をなくするために食物を全廃すれば餓死するより外はない。
寺田寅彦 鉛をかじる虫 青空文庫
消化吸収|排循環生殖と斯う云うことをやる器械です。
宮沢賢治 ビジテリアン大祭 青空文庫
一度自分のものとなったら、そこから出る不純物、垢は常に排するのです。
岡本かの子 母子叙情 青空文庫
科学という霊妙な有機体は自分に不用なものを自然に清算し排して、ただ有用なるもののみを摂取し消化する能力をもっているからである。
寺田寅彦 量的と質的と統計的と 青空文庫
もしもこれらのおとぎ話を、尻の曲がったごうなの殻にでも詰め込んで丸のみにさせられていたのであったら、とうの昔に体外に排されてどこかよその畑の肥料にでもなっていたことであろうと思う。
寺田寅彦 さるかに合戦と桃太郎 青空文庫