なさぬ仲
なさぬなか
名詞名詞-の形容詞
標準
with no blood relation
文例 · 用例
なさぬ仲には極まっております。
— 岡本かの子 『仏教人生読本』 青空文庫
やっぱり相手がなさぬ仲の奥さまですからね」 と言いました。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫
それは、なさぬ仲の先妻の子供があったからのなんのというのではない。
— 長谷川時雨 『明治美人伝』 青空文庫
夜は近所の貸本屋から、腕の喜三郎や横紙破りの福島正則、不如帰、なさぬ仲、渦巻などを借りて読んだ。
— 林芙美子 『新版 放浪記』 青空文庫
正玄の家は、なさぬ仲の母・弟が安らかにところを得て居たに違ひない。
— 折口信夫 『橘曙覧評伝』 青空文庫
ちよはかあいさうに、お父さまが亡くなるとすぐ里子に出されて、やつぱりなさぬ仲だから――なぞと、口さがないひとびとの言葉を真にうけて、お母さまをお恨みした日もありましたこと、いまさらもうしわけなく存じます。
— 辻村もと子 『早春箋』 青空文庫
そのうちに、運平老は、次郎の葉書のことなど忘れてしまったかのように、家じゅうにひびきわたるような声で、ひとくさり「なさぬ仲論」を弁じ立てた。
— 第二部 『次郎物語』 青空文庫
それによると、なさぬ仲はあくまでもなさぬ仲で、自然の親子ではない。
— 第二部 『次郎物語』 青空文庫
作例 · 標準
彼女とはなさぬ仲だが、姉妹のように仲が良い。
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私たちはなさぬ仲だが、お互いを深く理解している。
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血の繋がりはないが、なさぬ仲の兄弟として育った。
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