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爪掛け

つまがけ
名詞
1
標準
文例 · 用例
が、爪掛けをつッ込み、ぬるい水を足さきに浴びた。
室生犀星 童子 青空文庫
『みの帽子』を冠り、蒲の脛穿を着け、爪掛を掛けた多くの労働者、または毛布を頭から冠つて深く身を包んで居る旅人の群――其様な手合が眼前を往つたり来たりする。
島崎藤村 破戒 青空文庫
別に草鞋一足、雪の爪掛一つ、其は庄馬鹿が手製りにしたもので、ほんの志ばかりに納めて呉れといふ。
島崎藤村 破戒 青空文庫
蒲で編んだ箕帽子を冠り、色目鏡を掛け、蒲脚絆を着け、爪掛を掛け、それに毛布だの、ショウルだので身を包んだ雪装束の人達が私の側を通った。
島崎藤村 千曲川のスケッチ 青空文庫
親切な飯山の宿で、爪掛を貰って、それを私は草鞋の先に掛けて穿て来た。
島崎藤村 千曲川のスケッチ 青空文庫
足駄の爪掛に毛の着いたのを着て居るのは相當見掛けますが、外套の襟手首などに毛皮を着けたのは一寸見て餘處の土地から來たと感じさせる位で皆無と言つて宜しいが、外套には、女のマントも同樣ですが、必ず頭巾が着いて居ます。
江南文三 佐渡が島のこと 青空文庫