海泡石
かいほうせき
名詞
標準
sepiolite
文例 · 用例
詩人なんてものは馬鹿とほんの一隔てだとわたしは思っていますよ」「いかにも」デュパンは海泡石のパイプからゆったりと、考えこんででもいるように、煙草のけむりを吹き出してから、言った。
— THE PURLOINED LETTER 『盗まれた手紙』 青空文庫
だが、たとえ三倍にされたところで、僕はいままでしたことより以上にはなにもできまい」「ふむ、なるほど」デュパンは海泡石のパイプを吹かす合間に、ゆっくりと言った。
— THE PURLOINED LETTER 『盗まれた手紙』 青空文庫
海泡石のパイプなんて、大阪にはあるまい。
— 直木三十五 『大阪を歩く』 青空文庫
それから八百屋の少年は、どこからか拾つてきた海泡石のパイプに、玉蜀黍の毛をつめては、毎日すぱすぱやつてゐます。
— 堀辰雄 『匈奴の森など』 青空文庫
シゴイさんの霊はどんな恰好をしているのだろうと思って、筐の蓋をあけて見たら、海泡石のパイプが満寿子さんの遺書と仲よく同居していた。
— 久生十蘭 『だいこん』 青空文庫
これ等の女は、私の机の上の物の一々に就いて、吃驚したような評論を与えた――瓶、壺、顕微鏡はまだしも、海泡石のパイプは、彼等の小さな、金属の雁首を持つパイプに比べたら、象みたいに大きく思われるに違いない。
— 日本その日その日 『日本その日その日』 青空文庫
ウィキペディア
海泡石 はモース硬度2–2.5、マグネシウムを含む 含水ケイ酸鉱物。 おもに、たばこを吸うためのパイプの素材として利用されている。
出典: 海泡石 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0