縁飾り
ふちかざり
名詞
標準
edging
文例 · 用例
』 こう言って、金の縁飾りのついている、立派なビロードの垂れさがった玉座に近づいて行きました。
— BILLEDBOG UDEN BILLEDER 『絵のない絵本』 青空文庫
鋭く光った月の周囲幾百尺かの間、淡い憂鬱な光波が大らかに拡り、むらむらと軟かに力の籠った紫灰色の縁飾りで、暗い、果のない空の他の部分と区切りをつけて居る。
— 一九二三年(大正十二年) 『日記』 青空文庫
空には例の球帽が、みるみるうちに拡がり、そのくっきりと暗い縁飾りを、前へぐんぐん押し出していることを報せ合うのである。
— POIL DE CAROTTE 『にんじん』 青空文庫
お前たちの手帳の白い紙や、本の紙や、値段の高い縁飾りのある沢山の絵の入つた紙でさへも、あのみすぼらしいボロから出来るのだ。
— STORY-BOOK OF SCIENCE 『科学の不思議』 青空文庫
新らしい位牌、死者の頭蓋と、交叉した骨と、その眞中に、縁飾りをした、その名前、懷かしい名前、ヤン・ガオ!
— PECHEURS D'ISLANDE 『氷島の漁夫』 青空文庫
しかし、まだ伸子たちの顔を眩しくてりつけている斜陽は、もとウラジーミル大公の宮殿だったというその部屋の、天井や壁についている金の縁飾りを燃え立たせている。
— 宮本百合子 『道標』 青空文庫
着物をつけず、派手なドレッシング・ガウンだけを羽織って、寛やかな胸元から、奇麗なレースの縁飾りを覗かせたまま、彼女は、ぐったりと肱をついて一隅の鏡の前に靠れているのである。
— 宮本百合子 『南路』 青空文庫
胸の折り返しから、洗いざらしのレエスの縁飾りが垂れさがっている。
— SCHWERE STUNDE 『悩みのひととき』 青空文庫
作例 · 標準
祖母が編んでくれたマフラーには、可愛らしい白い縁飾りが施されていた。
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ドレスの袖口の縁飾りが少しほつれてしまったので、お直しに出さなければならない。
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カーテンの縁飾りをフリンジに変えるだけで、部屋の雰囲気がぐっとクラシカルになった。
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