忘却の彼方
ぼうきゃくのかなた
表現名詞
標準
dustbin of history
文例 · 用例
一切が、もう忘却の彼方にあるのだ。
— 小栗虫太郎 『「太平洋漏水孔」漂流記』 青空文庫
尤もそんな気がするだけのことで、忘却の彼方に沈んでしまつてゐる海に何の形も色もありやう筈はないのだけれど。
— 神西清 『恢復期』 青空文庫
陸軍大将とか総理大臣とか、これこそ、明らかに、実在の人物の銅像が、忘却の彼方へ消えてゆく中にあって、半七塚や夜叉の墓が建つというのは、おもしろい。
— 野村胡堂 『胡堂百話』 青空文庫
第二回の世界大戦すら終りし今日となっては、もはや昔を偲ぶよすがとてもなく、永遠の忘却の彼方へと苔蒸している三十三年昔の語り草となっているのであったが、読者はこの物語を読まれる前に、まず以上のような出来事を想い起しておかれる必要があろうと考える。
— 橘外男 『ウニデス潮流の彼方』 青空文庫
作例 · 標準
かつて栄華を誇った文明も、やがて忘却の彼方へと消え去ってしまう運命にある。
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「もうあの時代は古いよ。そんな過去は、とっくに忘却の彼方だよ」と、若者は一笑に付した。
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歴史の教訓を活かせなければ、我々の努力もまた、いずれ忘却の彼方へと埋もれてしまうだろう。
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