開現
かいげん
名詞
標準
文例 · 用例
これによりてこれをみるに、妖怪研究は万有普遍の規則にもとづき、内外両界の関係を究め、物象の実体、心象の本源にさかのぼり、妖怪の真相を開現するにほかならざるなり。
— 井上円了 『妖怪学』 青空文庫
あたかも、暗雲を払わざれば明月を開現することのできぬと同様である。
— 井上円了 『おばけの正体』 青空文庫
最初より掲げたる妖怪迷信中には全く宗教に関係なきものあれども、世人が迷信の方に心を引かるるために、宗教の真面目を開現することができぬありさまである。
— 井上円了 『迷信と宗教』 青空文庫
それゆえに、宗教の真相を開現するには、まず迷信を一掃せなければならぬ。
— 井上円了 『迷信と宗教』 青空文庫
また、もし子爵のいわれしごとく、一念死後にとどまりて幽霊となり、よってその所思を果たすことを得とせば、宗教信者にして生前に極楽を信ずることあつき場合には、死後、その霊魂の上に極楽世界を開現しきたりて、自らそのうちに遊楽することを得べしと解して不可なきがごとし。
— 井上円了 『迷信と宗教』 青空文庫
されば生時の覚識は、絶息の後といえども習慣性の力によりて、さらに一種の世界を開現するに至るは、理のまさにしかるべきところなり。
— 井上円了 『迷信と宗教』 青空文庫
ゆえに、もしこの全量を外発するを得ば、実に無量の知、無量の徳、無量の快楽となりて開現せらるべし。
— 井上円了 『迷信と宗教』 青空文庫