祁
祁
名詞
標準
文例 · 用例
(例えば、「け」に当るのは「気」の音と「祁」の音であるが、カに転ずるのは「気」の音だけで、「祁」の音は転じない。
— 橋本進吉 『国語音韻の変遷』 青空文庫
人の説くを聞くに、この境寒を知らず、數年前|祁寒と稱せられしとき、塞暑針は猶八度を指したりといふ。
— IMPROVISATOREN 『即興詩人』 青空文庫
祁寒の時を除く外は、朝五時に起きて掃除をし、手水を使い、仏壇を拝し、六時に朝食をする。
— 森鴎外 『渋江抽斎』 青空文庫
(正月二日|祁寒、硯に生冰。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
」「今年は十一月迄は暖に候処、小寒入より祁寒、雪もなくて只々さむく候。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
多祁理とも、阿岐の埃の宮、たづたづや、七年や。
— 北原白秋 『新頌』 青空文庫
四 忍歯王には意富祁王、袁祁王というお二人のお子さまがいらっしゃいました。
— 鈴木三重吉 『古事記物語』 青空文庫
みんなは、例の忍歯王のお子さまの意富祁、袁祁のお二人が、播磨の国でうし飼、うま飼になって、生きながらえておいでになるということはちっとも知らないでいました。
— 鈴木三重吉 『古事記物語』 青空文庫