臨時的
りんじてき
名詞
標準
文例 · 用例
音樂と詩歌とに論なく、こゝに眞の夢幻と陶醉とがあらはれるので――之はシルレルなどがいふ遊戯でもなければ、シヨーペンハウエルの所謂意志の臨時的絶滅でもない,悲痛自食の表象その物を見るので――悲劇には解脱とか、解决とかがない程、その實相に近いのである。
— 岩野泡鳴 『神秘的半獸主義』 青空文庫
動員体制とはつまり戦時体制の極致であるわけだから、今日の日本の事実に於ける戦時体制が、半永久的なものでなければならぬという要求から、臨時的に見える戦時体制という言葉の代りに、ワザワザ準戦時体制という言葉で呼ばれているのかも知れぬ。
— 戸坂潤 『思想動員論』 青空文庫
同じ期間内の衣料費および臨時的出費は八ドル四十セント四分の三になっているが、この項目からは特に得るところもないであろう。
— WALDEN, OR LIFE IN THE WOODS 『森の生活――ウォールデン――』 青空文庫
ロックンロールは、あるときあるところである人にとって一種の臨時的な価値をしか持たず、誰の内部にもありうるブルースは、より普遍にちかい。
— 片岡義男 『エルヴィスから始まった』 青空文庫
但しそれは、あく迄臨時的の措置であるから、衆議院が成立した時にはその同意を求め、もし同意を得られないときは、その措置は效力を失ふことゝされてゐる(五四)。
— 解説 『新憲法の解説』 青空文庫