鎌尾根
かまおね
名詞
標準
arête
文例 · 用例
飛騨山脈の槍ヶ岳から鎌尾根という山稜にかかる辺に、その岩石は洪水のように溢れている。
— 小島烏水 『高山の雪』 青空文庫
昔の穂高連峰――殺生小屋で、あるリーダーが昔の穂高連峰は最も恐しい山で、今の北鎌尾根以上であって、その頃他のリーダー等と穂高縦走をやったが、その日は大変荒れて雨が降り風も吹いたため、尾根を取違えて迷い廻ったこと三日間、いかな山男も運を天にまかせてしまったほどだと言っていた。
— 加藤文太郎 『単独行』 青空文庫
私が昼飯を食っていると京大の連中二人が案内一人を連れて北鎌尾根から帰ってきた。
— 加藤文太郎 『単独行』 青空文庫
東鎌尾根や横尾を吹いて行く音の物凄さといったら身顫いするほどだ。
— 加藤文太郎 『単独行』 青空文庫
西鎌尾根には別に悪場と思われるようなところはなかったが、でこぼこが多く、尾根もあまり広くはないから、スキーを履いて歩くのは相当に困難だろうと思った。
— 加藤文太郎 『単独行』 青空文庫
それは前穂の北尾根と槍の北鎌尾根なので、一人では少々不安だ。
— 加藤文太郎 『単独行』 青空文庫
峻嶮を以て聞えた槍ヶ岳の北鎌尾根は、蓬勃として湧き上る雲が離れないので、終に一度も姿を現さなかった。
— 木暮理太郎 『秩父宮殿下に侍して槍ヶ岳へ』 青空文庫
大天井岳から槍ヶ岳に連る尾根は東鎌尾根と呼ばれるもので、もとは之を縦走することは容易でなかった。
— 木暮理太郎 『秩父宮殿下に侍して槍ヶ岳へ』 青空文庫
作例 · 標準
その登山ルートは、鎌尾根を通過するため、経験者でなければ危険だ。
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遠くから見ると、あの山の鎌尾根はまるで巨大な刃物のようだ。
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鎌尾根の先端に立ち、眼下に広がる景色を眺めた。
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