この類
このるい
名詞-の形容詞
標準
this kind
文例 · 用例
話は判っててよ」 女は、この類いで、この若き獣神が生きとし生けるものの醜悪の底の味いを愛惜し、嘗め潜って来たであろうことを察して、悪寒のある身慄いをした。
— 岡本かの子 『富士』 青空文庫
そういう意味から云えば劇のごときもこの類に入れられない事もない。
— 寺田寅彦 『文学の中の科学的要素』 青空文庫
麦畑の一隅にてまつ正直の心をもつて、わたくしどもは話がしたい、信仰からきたるものは、すべて幽霊のかたちで視える、かつてわたくしが視たところのものを、はつきりと汝にもきかせたい、およそこの類のものは、さかんに装束せる、光れる、おほいなるかくしどころをもつた神の半身であつた。
— 萩原朔太郎 『月に吠える』 青空文庫
春の実体かずかぎりもしれぬ虫けらの卵にて、春がみつちりとふくれてしまつた、げにげに眺めみわたせば、どこもかしこもこの類の卵にてぎつちりだ。
— 萩原朔太郎 『月に吠える』 青空文庫
あきらめられそうでいてて、さて思い起こすごとにあきらめ得ない哀別のこころに沈むのはこの類の事です、そして私は「縁が薄い」という言葉の悲哀を、つくづく身に感じます。
— 国木田独歩 『あの時分』 青空文庫
しかしこの類推はこの場合にあてはまるかどうだかそれは分らない。
— 寺田寅彦 『雑記(1)』 青空文庫
しかしこの類型を神経の作用にまでも持って行こうとすると非常な困難がある。
— 寺田寅彦 『笑い』 青空文庫
故にこの類の詩には、形體に現はれたる韻律の節奏がない。
— 萩原朔太郎 『青猫』 青空文庫
作例 · 標準
この類の事件は、過去の事例を調べてみると、共通した犯行の手口が見えてくることが多い。
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この類の安価な電化製品は、壊れやすい傾向があるので、保証期間が長いものを選ぶのが賢明だ。
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彼はこの類の話が大好きで、一度話し出すと時間を忘れて熱中してしまうところがある。
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