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名詞
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標準
文例 · 用例
こころよい愛撫のかわりに、歯から血の出るほどの殴打があった。
太宰治 古典風 青空文庫
と、その代りマッチ工場独特の骨壊疽にかかった老人や、歯が腐って歯がすっかり抜け落ちてしまった勤続者や、たびたびの火傷に指がただれ膿んで、なりっぽのように、小さい物をつまみ上げることが出来ない女工が一人ずつ追い出されて行った。
黒島傳治 武装せる市街 青空文庫
口唇にも歯にも紅を濃く染めて、大きい口を真っ紅にみせていた。
鬼娘 半七捕物帳 青空文庫
口中に熱あり、歯の浮く御仁、歯の弛んだお人、お立合の中に、もしや万一です。
泉鏡花 露肆 青空文庫
浦上は手足ののんびりした、華車造りの青年であったが、口元に締りがなく、笑うと上の歯が剥き出しになり、汚らしい感じで、何となく虫が好かず、親切すぎるのも煩かった。
徳田秋声 縮図 青空文庫
笑うと出っ歯のの露出するのも気になったが、お品が悪くはないながらに口の利き方や気分に、どこか肥料くさいようなところがあった。
徳田秋声 仮装人物 青空文庫
あの女なら請け合って桝新のお釜を興しますと、小汚い歯に泡を溜めて説き勧めた。
徳田秋声 新世帯 青空文庫
」お作は塩煎餅の、くいついた歯を見せながら笑った。
徳田秋声 新世帯 青空文庫