宮芝居
みやしばい
名詞
標準
文例 · 用例
「むむ、小三の芝居か」 江戸の劇場は由緒ある三座に限られていたが、神社仏閣の境内には宮芝居または宮地芝居と称して、小屋掛けの芝居興行を許されていた。
— 唐人飴 『半七捕物帳』 青空文庫
鳳閣寺の宮芝居は坂東小三という女役者の一座で、ここらではなかなかの人気者であることを半七は知っていた。
— 唐人飴 『半七捕物帳』 青空文庫
木戸銭十六文の宮芝居であるから、鬘も衣裳も惨めなほどに粗末であるのを、半七は可哀そうに思った。
— 唐人飴 『半七捕物帳』 青空文庫
「実は今、二幕ばかり覗いて来たのだが、宮芝居でも馬鹿にゃあ出来ねえ。
— 唐人飴 『半七捕物帳』 青空文庫
彼が鳳閣寺内の宮芝居をのぞいたのは、単に芝居好きであるが為ではない。
— 唐人飴 『半七捕物帳』 青空文庫
十六文の宮芝居だから、衣裳なんぞは惨めなほどにお粗末な代物で、虎狩や楼門に出る唐人共も満足な衣裳を着ちゃあいねえ。
— 唐人飴 『半七捕物帳』 青空文庫
ここらの宮芝居は明るいうちに閉場ることになっている。
— 唐人飴 『半七捕物帳』 青空文庫
丸で宮芝居の真似だ。
— 夏目金之助 『坊っちやん』 青空文庫