矢跡
やあと
名詞
標準
wedge marks in stone (usu. remaining from stone-splitting, now used for visual effect)
文例 · 用例
「山男だ、山男だ」みんなは叫んで、がやがやあとを追おうとしましたが、もうどこへ行ったか、影もかたちも見えませんでした。
— 宮沢賢治 『祭の晩』 青空文庫
ね床にもぐつてからも、山猫のにやあとした顔や、そのめんだうだといふ裁判のけしきなどを考へて、おそくまでねむりませんでした。
— 宮沢賢治 『どんぐりと山猫』 青空文庫
「水をちよろ/\と吹上げて、しやあと落してゐる處ですがね。
— 泉鏡太郎 『深川淺景』 青空文庫
……ちよろ/\さへ氣恥かしいのに、しやあと落すだけは何とかなるまいかね。
— 泉鏡太郎 『深川淺景』 青空文庫
みんなに野次られて顔を赤くしながらも、それでもまんざらでもなさそうに、にやにやしているKもKだが、それを、やあやあと言って野次っている学生は、いったい、何のつもりなんだろう。
— 太宰治 『正義と微笑』 青空文庫
へむ畜生、支那の捕虜になるやうぢやあとても日本で色の出来ねえ奴だ。
— 泉鏡花 『海城発電』 青空文庫
やあと寄って行くと、向うでも気づいて、よう、来ましたね、小倉へ……と起そうとしたその背中を見た途端、寺田は思わず眼を瞠った。
— 織田作之助 『競馬』 青空文庫
深川の乳屋も知ってる人と見え、やあとあいさつして遠慮もなくあがってきた。
— 伊藤左千夫 『老獣医』 青空文庫
作例 · 標準
城の石垣をよく観察すると、石を割る際に残った矢跡がはっきりと確認できる。
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山道にある大きな岩には、昔の石工が残した規則的な矢跡が刻まれている。
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矢跡の形状から、当時の人々がどのように石材を切り出したかを推測できる。
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